さまざまな倉庫のあり方をご紹介している拓洋の倉庫マガジン。
今回は少し角度を変えてのご案内です。
倉庫と言えば物流。様々なお客様の元へとあらゆるモノが運ばれてゆく起点となるのが、空なら空港、海なら港のコンビナート、陸なら駅や倉庫といったところですが、今回はとある”駅”に焦点を当ててみました。
神奈川県横浜市の、すでに開発が進み飽和したと思われていた都会の一角に、この秋”新駅”が誕生します。その名も「羽沢横浜国大駅」
東京や埼玉にもつながる武蔵小杉駅へと延びるJR線や、湘南方面にもつながる相鉄線が開通する「羽沢横浜国大駅」。実はこの駅、倉庫と物流と深~い関係を持つんです。
この新駅の隣には「横浜羽沢駅」という、すでに40年近い歴史を持った、今も物流の拠点となっている「貨物駅」があるのです。
貨物駅の存在によりこのエリアの街並みには、古くから多くの倉庫が立ち並ぶ風景が溶け込んできました。また都内を結ぶ第三京浜といった主要高速道路のインターチェンジや、保土ヶ谷PAというパーキングエリアも近接し、貨物駅があるエリアとして、物流の拠点として栄えてきました。
そんな倉庫を起点とした”モノの流れ”が主流だった街並みに、同じエリアに共存することになった”新駅”により新たに”ヒトの流れ”が重なりあうのです。
従来からあるモノの潮流に、新たなヒトの潮流が交わり、街に活気が増えてゆく中で、これまでの物流と倉庫はどんな変貌をみせるのでしょうか。そこには、物流の拠点であるがゆえの「新しい倉庫の使われ方・在り方」、さらには「新しいビジネスの形」が産まれるかも知れませんね。